製造・開発に取り組み成長を目指す中小メーカーの大部分は、意欲はあるものの人材や資金力などの経営資源が少ないため、良い商品を開発しても費用負担が重く販売まで手をかけられず、また、開発者としての強い思いが先行して良い製品と思って開発したものの、結果として市場ニーズにマッチしない製品を製造し、売上実績が上がらずに財務負担、特に資金繰りに苦しむことが少なくありません。
販路コーディネータとは
専門のマーケティング知識、販売促進知識などを有し、販路開拓指導、商品開発助言・指導、契約管理業務など、アドバイスを行なっていただける販路指導員や商品開発指導員の方が、販路コーディネータと呼ばれている専門家です。
製造・開発に取り組み成長を目指す中小モノづくり企業の大部分は、意欲はあるものの人材や資金力などの経営資源が少ないため、良い商品を開発しても費用負担が重く販売まで手をかけられず、また、開発者としての強い思いが先行して良い製品と思って開発したものの、結果として市場ニーズにマッチしない製品を製造し、売上実績が上がらずに財務負担、特に資金繰りに苦しむことが少なくありません。
販売面での自社資源(人材や資金など)が不足する中小企業にとっては、販路コーディネータを活用することによって販売経費を低く抑えながら効率的なマーケティング活動を行うことを可能とする。
一歩踏み込むと製品開発に販路コーディネータのマーケティング情報や積み上げてきたノウハウを活用することによって、売れる製品を開発・製造することが可能になります。
販路コーディネータは、
(1)関与先にセールスレップの活用を勧め、販路拡大による業績の向上を図ること
(2)モノづくり企業とセールスレップのマッチング、コーディネートができること
(3)販路拡大支援策に関与することにより中小企業の業績向上・貢献を目指すこと
などです。
販路コーディネータの仕事
販売面での自社資源(人材や資金など)が不足する中小企業にとって、販路コーディネータを活用することによって販売経費を低く抑えながら効率的なマーケティング活動を行うことを可能とします。
たとえば、セールスレップが各自の専門外であるケースに直面した場合(特に契約等マッチングが不成立であった場合)、当該分野の販路コーディネータにつなげる等のフォローが必要です。
メーカー企業としては、持ち込んだ案件の業界・市場についてセールスレップが専門外であるとき、相談に際して不安が生じ、マッチングの入口の部分で支障が生じます。
メーカー企業の抱える問題点として、「売る」段階の手前にて、製品自体が完成されていないケースが多くあります。同様に、企業との面談・打合せを重ねることにより、企業内の業務改善等、根本的なところに問題があることが判明するケースもあります。
その場合は、コンサルタント機能との連携が必要になります。このように、当初予定していた以外の問題解決が必要になった場合、地域内においても、マーケティングの専門家であるアドバイザーが必要です。
また、協会では製品評価、プロトタイプ調査、メーカープレゼンテーション、メーカーとの面談方法における基準値などを設け、科学的手法によりこれを学んだ多くの方たちが、各地で独立事業者、企業内幹部、行政及び行政支援機関幹部、外郭団体、広告代理店にお勤めの方など、販路コーディネータ資格者として活躍しています。
販路コーディネータは中小企業支援機関等の指導員、相談員などの方やコンサルタント、企業の販売指導職の方 、販売幹部、商品開発部幹部、販売促進幹部、バイヤー、
販売企画担当、教育担当、広告代理店幹部、系列企業指導職などの方に向いた専門家としての職業です。