ご挨拶
日本セールスレップ協会は、平成13年よりITを活用した研修事業に着手し、協会と共に日本型セールスレップ取り組みの草分け的存在である経済産業省認可のセールスレップ・販路コーディネータ協同組合と連携し、わが国で初めて本格的に日本型セールスレップの研修事業に着手しました。平成15年には当時経済産業省の外郭団体であった中小企業総合事業団(現中小企業整備機構)における「セールスレップ研修事業」等を行ってまいりました。
日本で唯一のセールスレップ及び販路コーディネータ、MC(マネジメントマーケティングコーディネーター)の資格認定団体です。
セールスレップ交流会、販路開拓支援事業、セールスレップ商談会、セールスレップ商材検討会、セールスレップ全国商材取り扱い基準書発刊など、いまではどれひとつとりましても、わが国で最初に構築し、実践した日本のセールスレップの歴史であるといわれております。
平成19年は、わが国の「セールスレップ、コーディネータ、アドバイザー制度の新たなステージ」に向けたセールスレップビジョンをご提示して、その実践、研究活動などから構築した「セールスレップビジョン報告書」を刊行し、発表させていただきました。平成20年には「日本型セールスレップを育成する専門学校用教育プログラム」の開発を行い、現在ではこのカリキュラムは学校教育にも活用されております。
日本におけるセールスレップは、メーカーと販売先を結ぶ橋渡し役として「販売のコーディネータ」の役割を担う人材として注目され、その数が急速に拡大し定着化が図られてきました。
協会のセールスレップ研修では、メーカーからの視点と販売先の双方の視点で事業戦略、販売戦略、販売促進戦略、商品開発戦略等を習得出来ることから、一般企業におかれましても、企業内セールスレップ、コーディネータ、アドバイザー資格取得者が拡大しております。現在では、企業の新入社員及び幹部社員研修、団体の研修、公的機関の教育訓練、学校等の授業教育、セールスレップの採用試験等にもご活用いただいております。
「独立事業者のセールスレップ」では、特に中小企業やベンチャー企業など、販売員を社員として雇用、教育することが難しい中小企業では、販売機会拡大の販売推進役として期待されています。
日本セールスレップ協会は、今後も日本におけるセールスレップの普及とコーディネータ、アドバイザーの地位の向上を図ることを目的に、資格認定を受けることで社会的な認知と地位の確立を皆様方にご提供してまいります。
何卒、今後とも皆様のご支援を賜りますよう、心からお願い申しあげます。
日本セールスレップ協会会長 小塩 稲之
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